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自毛植毛の詳細

自毛植毛とは、お客様自身の側頭部から後頭部かけての髪の毛を採取し、薄くなった部分に移植する医療技術のことで、一度移植した髪は生涯にわたって生え続けます。
一般的な薄毛だけでなく、火傷や交通事故で髪の毛を失った場合でも、血流さえあれば髪の毛は定着するので移植は可能です。

また、人工毛植毛で炎症を起こしていても、人工毛を全部抜き取ってしばらく頭皮を養生させれば、移植した自毛は定着いたします。女性によく見られるM字部分への移植もOK。 定着率も95%と高く、もちろんヘアカラーやパーマ、アイロンなどのおしゃれを楽しむことができます。自毛植毛は究極の簿毛解決策と言われています。

脱毛・薄毛の原因・過程

自毛植毛に最も適している男性型脱毛症というのは、脱毛した部分の髪の毛が一見無いように見えるが、実は脱落しているわけではありません。
毛が"産毛化"してしまっているために、目に見えなくなっていると言った方が正しいです(イラスト-1)。
人の髪の毛は約10万本あると言われており、薄くなって目に見えない部分でも、マイクロスコープを当てて見てみると、産毛生えているのがはっきりと見えます。

もちろん、その産毛は1本毛であったり2本毛であったりと様々だが、とにかく「抜けてしまった」と思っている部分にも産毛はしっかりと残っています。つまり、一般的に言われる「脱毛」とは、正しくは「簿毛」と言うことになります。

脱毛と男性ホルモン

この男性型脱毛症が、男性ホルモンの影響を受けて簿くなっていくというのはよく知られていますが、もう少し詳しく説明すると次のようになります。
「テストステロン」という男性ホルモンには毛を太くする作用があり、これ自体が薄毛を起こすわけではありません。しかし、テストステロンとその下にある「5αリダクターゼ」という還元酵素が結合すると、「ジヒドロテストステロン(DHT)」という通常の男性ホルモンの10倍～30倍も強いホルモンができる。

これは別名「悪玉ホルモン」とも呼ばれています。 この悪玉ホルモンが、髪の毛に悪さをしているのではないかと考えられていますが、実はこのDHTができただけでは、髪の毛が簿くなるということはありません。では、いったい何が簿毛を決定づけているのかというと、髪の毛にこのDHTを受け入れる「受容体」が有るか無いか。これが、簿毛になるかならないかの分かれ目といえます。

つまり、この2つの要素が揃うと薄毛になるということです。 男性ならたいていこのDHTを持っています。ちなみに、DHTは、髪の毛だけでなく前立腺にも悪さをします。高齢の男性がなりやすい前立腺肥大症には、このDHTが関与しています。

ホルモンの量が同じでも、薄毛になる人とならない人がいるのは、同じ量のお酒を飲んでも酔う人と酔わない人がいるように、体質によるものなのだ。 男性型脱毛症で見られる典型的な症状は、前頭部から頭頂部にかけてが薄くなるというもの。

これは、人の頭部には2種類の髪の毛が共存しており、男性型脱毛症になる人はこの前頭部から頭頂部にある髪の毛が、DHTの受容体を持っています。 いっぽう、側頭部や後頭部の髪の毛は、DHTの影響を受けない遺伝子を持っています。

つまり、受容体の無い髪の毛といえます。 もう一つ大事なことは、DHTの影響を受けない側頭部や後頭部の髪の毛を、身体のどこに移し変えてもその性質(影響を受けない)を受け継ぐということ。そのため、頭の後ろから髪の毛を取って簿くなった部分に移し変える自毛植毛では、移植した髪の毛が再び簿くなってしまうということはありません。

「種を移し変えても畑は同じだから、また簿くなってしまうのでは」といろ疑問が湧くかも知れませんが、もともとDHTの受容体を持っていない髪の毛を移植するので、一度植えた髪の毛は生涯にわたって生え続けます。

「女性型肌毛症」というのも、根本は血中にある男性ホルモンが影響を受けて簿くなっていくので同じ。
女性の脱毛症には、広く簿くなる「広範囲型脱毛症」分け目の辺りが薄くなるクリスマスツリー型脱毛症」、それに前頭郎こ頭頂部だけが薄くなる「男性型脱毛症」などがあります。いずれの脱毛症にも、この自毛植毛は対応することができます。

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